姿勢・骨盤矯正

姿勢・骨盤矯正の必要性

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骨盤がゆがんでいると、下半身太り、むくみ、冷え性などいろいろな悪影響を及ぼします。逆に言えば、骨盤のゆがみを整えるとそれらの症状の解消にもつながります。 骨盤が歪んでいると姿勢が悪く、下半身太り、むくみ、冷え性などいろいろな悪影響を及ぼします。逆に言えば、骨盤のゆがみを整えることでそれらの症状の解消にもつながります。 それでは、姿勢・骨盤矯正の必要性を説明しましょう。

骨盤が歪むとどうなるか?

骨盤が歪んでいると、腰痛や股関節痛、坐骨神経痛、便秘、冷え性、むくみ、肩こり、背部痛、首コリ、頭痛などの症状が出てきます。
また、姿勢が悪くなり内臓器も本来ある位置より微妙にずれてしまい、ぽっこりお腹の原因になったり、食欲不振や消化不良などになってしまいます。それ故に便秘や冷え性、むくみなどに繋がると考えられます。

 
骨盤の正常な状態と歪んだ状態の図

なぜ骨盤が歪むのか?

骨盤が歪むのは、千差万別です。身体のメンテナンスをしていないほぼ全ての人の骨盤が歪んでいると言ってもいいかも知れません。日々の日常生活の中で立ち仕事の多い人、デスクワークの多い人、肉体労働をやっている人、車の運転時間が長い人、スポーツをやっている人など、立ち方・歩き方・座り方に人それぞれ癖があります。そんな普段の生活の中の“癖”が少しずつ腰に負担が掛かり歪んでいきます。
例えば、普段からサイズの合わない靴を履いていたり、ハイヒールで長い時間歩くだけでも骨盤が歪むことがあります。他にも、「まだ骨盤が固まっていない子どもの頃に、腰をぶつけた」、「いつも同じ方の手でカバンを持つ」、「足を組む時にいつも同じ方の足を上にしている」、「サイズの合っていない小さい下着を、長時間付けている」、「運動不足による筋力の低下」、「加齢」、「出産」、「ストレス」、「横を向いて寝る」など当てはまることはありませんか?
人は気付かないうちに体の一方を集中的に使っている場合が多く、それがまさに「骨盤の歪み」の最も大きな原因だと考えられています。

O脚な脚と正常な脚

例えば、左図のようなO脚の人の場合、赤い矢印の方向へ筋肉や筋が引っ張られるため内側の筋肉は常に緊張状態にあり、反対に外側の筋肉は常に緩んだ状態になってしまっています。

常に緊張した状態や緩んだ状態の筋肉で、外側から強い刺激(スポーツ時の転倒や階段を踏むはずすなど)を受けた場合、簡単に怪我につながったり、普段の生活でも腰痛や股関節痛、坐骨神経痛などを引き起こす可能性が高くなります。

他にも女性の場合、心臓への血行が鈍化して冷え性になり、老廃物が蓄積され水分も溜まってむくみやすくなり、下半身デブにもなりやすくなります。股関節がねじれてくると、骨盤の圧迫が起こり、生理痛や生理不順などの婦人科系の疾患にも関連性が強いと言われています。

骨盤が歪むと背骨も歪む
 

また、普段の生活習慣から姿勢が整のはなくなると左図のように猫背になった場合、いろいろな箇所に負担が掛かり、腰痛や股関節痛、坐骨神経痛、便秘、冷え性、むくみ、肩こり、背部痛、首コリ、頭痛などの症状が出るリスクが高まります。

骨盤が歪んだから猫背になったのか、猫背になったから骨盤が歪んだのか、どの箇所の歪みでもそうですが、人それぞれの生活習慣や環境により異なります。
まずは、自分の身体のどの部分が歪んでいるのかを見極め、身体全体をナチュラルバランスに戻していくことで、それまで悩んでいた症状が改善していくと考えます。

 

姿勢・骨盤矯正の必要性

正しい姿勢とは「耳」「肩」「股関節」 「膝」「くるぶし」が 一直線です。

腰痛や股関節痛、坐骨神経痛、便秘、冷え性、むくみ、肩こり、背部痛、首コリ、頭痛などの症状がある方は、まずは骨盤の歪みを疑ってみましょう。

まずは、図のよう「耳」「肩」「股関節」 「膝」「くるぶし」が 一直線上にあるか確認してください。

他にも専門家に診断してもらうとすぐ判明しますが、自己診断の方法として以下を参考にしてください。

  • 脚を前に伸ばして座る。この時、かかとから足先までの角度が左右対称ならOK。どちらかの足が大きく傾いている場合は、股関節のずれがあると考えられます。
  • 仰向けに寝て両足を腰幅に開く。正常な場合は左右の高さが同じになりますが、そうではない場合、骨盤がねじれている可能性があります。
  • 背筋を伸ばして正座をします。左右の肋骨の下に親指、骨盤の上に中指または人差し指をあてて、その長さ(高さ)を比べます。長さが違う場合は、骨盤が傾いている可能性が高くなります。
  • 肩幅に脚を開き前だけを見て、真直ぐ立ちます。その時、足先が前後にずれていれば股関節または骨盤のずれが考えれれます。ポイントは、真直ぐに立つ時、下を見ないこと。
  • 目を閉じて両腕を左右に広げ、人さし指だけを伸ばす。体の正面で指を合わせるようにイメージして腕を動かしてください。指先と指先がぴったりとくっつけば骨盤はほぼ正常といえるでしょう。もしも指が上下にすれ違ってくっつかなかった場合は、「縦の歪み」が生じているサインなのだとか。

上記の診断で一つでも当てはまる場合は、骨盤や股関節の歪みが考えられます。

骨盤矯正とは、文字通り骨盤の歪みを矯正することです。骨盤を矯正することで、痛みを伴う症状が改善されたり、臓器が正しい位置に戻り、正常に動くようになります。

骨盤矯正方法

真後ろから見た背骨の状態

まずは、症状をお聞きしながら、どの部分が歪んでいるか診断します。
そして、脊椎や骨盤・肩甲骨・四肢等の骨格や関節の歪み・ズレの矯正と、骨格筋の調整などを行います。
緊張した筋肉や凝り固まった筋肉をマッサージや鍼灸でほぐしながら、骨盤や関節を正しい位置へと導きます。施術回数は、患者様の症状により異なりますが、固まった筋肉をほぐしながら徐々に正しい位置へと導いていきますので、矯正されるまでにお時間が掛かる場合もあります。
それに、一度矯正したからと安心してはいけません!
日頃の生活習慣で数ヵ月後には元に戻ることもよくあることです。正しい姿勢はやっぱり日頃の心掛けが大切です。それでも気になる方は、定期的にメンテナンスに来てください。